こんばんは。TaWでございます。GWに突入し、ここまでたまっていた疲れが一気に出て早くも1日ごろごろして消費してしまいました…。現実はそううまくはいかないですね。
さて、おかげさまでM3も無事終了し、昨年から関わっていたBOFのチーム及びそれに関連するあれこれが全部片付いたので、3ヶ月くらい前から書く書く詐欺していたBOF:TT参加楽曲『Self』の裏話記事を今回書き連ねていこうと思います。
どんな曲だったっけ?という方はこちらをご覧いただきながらこの先を読み進めていただければ幸いです。
「突然ですが、誕生日同じ3人でチームを組みませんか?」
秋M3前のある日、大前 司さんからDMが届きました。話を聞いてみると、誕生日が同じ(11月28日生まれ)BMS作家を集めてチームを結成することを画策しているようで、他にkooridoriさんを誘っているとのことでした。
正直驚くと同時に悩みました。大前さんといえば大作BMS・『Song』の作者でまさに波に乗っている真っ最中の超大物ルーキー(当時)作家。kooridoriさんも無名戦同期でありながら着実に実力を伸ばし、Diverse Systemの公募に受かる、スマホ音ゲーに曲が入るとこちらもまさに今一番熱い同人コンポーザーの1人。そんな2人と組める機会はそうそうないので参加したい半面、自分のようなノリと勢いとマイブームでBMS(というか作曲)やってる人間が組んでお二人の足を引っ張らないか心配になり、返事を渋っていたところ「さっさと決めろ!!!(意訳)」と秋M3でkooridoriさん介して大前さんから催促されたため「どうせやるならやって後悔したほうがいい(こういう時のテンプレ)」ということでチームへの参加を決めました。実際この後私は2人の足を盛大に引っ張ることになるのですが、それはまた置いといて。
で、いざ参加して何をやるか、という段階になったときに「誕生日」というテーマで自分が当初思い至ったのがBMS作家としてのデビュー作である『Vessel』の続編をやる、ということでした。BMS作家としてのデビュー作=BMS作家として誕生した時の作品→それのセルフオマージュをやることでどうにか誕生日にこじつけられないか、と考えて少しずつアイディアを出していく…予定でした。
しかし、このタイミングで私に3ヶ月くらいまともに曲が書けなくなる、という致命的アクシデントが発生します。というのも、前年のチーム「ATTACK MODE」及びそこで出したBMS『RiZiNG ATTACK』、もっと言えば2023年のBMSイベントで出した楽曲全般で自分のやりたかったことを完全に出し切ってしまっており(悪い意味で「満足してしまっていた」状態)、次の目標ややりたいことが完全になくなってしまっていました。要はただのネタ切れです。
そんな中で苦し紛れにひねり出したBMS『露草の在る風景』(from BMSで花便り)は微妙な評価に終わり、イベント順位に至っては実質最下位。これで完全にメンタルをやられ、直後に控えていたM3の新譜はリミキサーと合作の相方にモチベをもらってどうにかある程度の余裕を残して間に合ったものの同時期に制作していたチーム合作『Birth』のTaW担当部分は惨憺たる有様に…。あの状態のものを編曲していただいた大前さんには感謝しかありません。
そんな中を抜け、改めて自分のやりたいことは何か?と自らに問いかけてみて、ふと「そういえば自分はDigital J-Popが好きだけど聴く専で作ったことないな、もっと言えば『聴く専』という都合のいい理由で作ることから逃げていないか?」と思いました。
しかし、本来制作に使えるはずであった期間を4か月近くも無駄にしてしまっており、すでにチームメイトのkooridoriさんは楽曲の全体が形になってきている状況。大前さんもBGA担当者と話をしているという状況で方向性を大幅に変えて全く新しいことにチャレンジするのはさすがにリスクがでかすぎないか?と心配になり、相談してみたところ、
「やるなら僕たちは全力でサポートしますよ。TaWさんはもっと人を頼ったほうがいい(要約)」
と返答があったため、じゃあやらないで後悔するよりは(ryということで方向をDigital J-Popに確定。
当初の予定よりも4ヶ月遅れで制作がスタートすることになったのでした。
コード進行については有難いことにnoteに解説記事があり、それを参考にしながら組みました。サビで転調するのはオタクが喜ぶし自分も大好きなので絶対入れよう、ということで最初から採用。その後、基本の進行をあーでもないこーでもないとパズルのように組み合わせていきました。
曲調としては'90sのアニメソングやポップスによくある「近未来的で哀愁のあるイメージ」を投影し、ベルやパッドにそれっぽさを含ませながらBMS化したときに上位難易度も作れるようにアルペジオもたくさん入れて(具体的に人名を出すとDaisuke Asakuraさんや矢鴇つかささんの曲を参考にしました)音ゲー面と雰囲気面の両立を意識してアレンジしていきました。
そして出来上がった進行とメロディを大前さんに見てもらいながら再度編曲し、大まかな肉付けをしたところで作詞担当のお二方を呼んで歌詞の世界観や方向性を話し合いました。
急にチームテーマの話に戻ってしまいますが、「誕生日」というテーマを再度考えた時、「誕生日」というのは「自分」が生まれた日なので(当然)、今回制作にあたって自分の音楽を改めて見つめなおしたことも相まって「自分らしさとは何か」みたいなテーマで作るのはどうだろう、そして、「自分」を英訳すると"myself"→もっと攻めて"self"→「セルフ」といえば某バカゲーユニークゲーム扱いされてるRPGのアイテムを自分に対して使うコマンド(別名自殺コマンド)、TaWがこんなタイミングで慣れないことをするのは自殺行為に等しいけれど、そんな下馬評ひっくり返してやるよォ!!
───そんなことを考えて、その旨を大体そっくりそのまま千代さん&Mimiさんにお伝えし、作詞をお願いしました。こうやって文章化するとなんか恥ずかしいですね。
ちなみに完全な余談ですが、BOF:TTのイベントサイトの導入をよく見ると件のRPGが元ネタになっている部分があります。
歌詞をよく見てみるとそれっぽいモチーフが所々に入っています。流石に剣を装備しようとして自滅したり炎の中にホップ!ステップ!ジャンプ!かーるいす!したりはしませんが(100%ないですがそんなの入れようとしてきたらさすがに止める)
その後、歌詞が上がってきてヴォーカル収録を行い、ヴォーカルを入れた状態で再度編曲、ミックス…というタイミングで大前さん&kooridoriさんにアドバイスを頂き、本戦開幕までそう遠くないタイミングまで微調整を続けました。結果譜面作家さんの負担が増えたわけですが…この度は本当にご協力ありがとうございました&お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
ドラムのミキシングやギターの左右バランス、サビの時の音の密度はかなり指摘が入ったため大幅に手直ししています。具体的に言うと本来一番盛り上がるべき部分であるサビの音がいくら音を抜き差ししても良い感じに大きくならず、そこの調整だけでもかなりの数のやり取りをチームメイトと行いました。結果、トラック数を可能な限り…というよりもプロジェクトが当時使ってた低スペックPC(CPUがintel COREi3とかいうシロモノ)でまともに再生できるか怪しくなるレベルまで増やしたため、最後のほうは毎回2mix音源を書き出してミックスバランスを確認していました。こいつのDTM環境貧弱すぎだろ…
ヴォーカルの処理については言わずもがな。こちらも細かい音量調整が2週間くらいかかりました。
あと「ミキシングするうえで流石にオーディオインターフェースないのはまずいので買いましょう」と割と強めに言われたのでこのタイミングでVolt1を導入しました。以降DTMではVolt1を使っていますが…やっぱり違いますね。もうオンボード音源には戻れません。
イベント開催目前で私がコロナにかかるというデカめのアクシデントがあったものの、どうにか全譜面・映像ともに開幕前に出そろい(譜面作家のお三方&映像担当のテキスト見木さんに圧倒的感謝…!!)、開幕当日に初手登録を狙える…筈だったのですが、イベントページでの項目入力に失敗し結局スタートダッシュには出遅れてしまいました。前年はNo.05とか取れてたのにね。現実は非情。
個人的には悔しさと達成感の両方があります。
前者としては個人順位がギリギリ100位以内に届かなかったことです。前年のRiZiNG ATTACKは運にも味方されたし方向性としても得意寄りだったためかなりの高順位を取れましたが(それでもTECHNO-LOGICで出した自己記録は抜けていない)、今回は何せ相手が相手なので流石に上位10%入りは厳しそう、せめて最悪でも100位以内は…と考えていたところでこうなったのでだいぶ悔しいです。
ただ、彼らがいなかったとしても順位が2~4個上がるだけなので、どちらにせよ日進月歩を続けるライバルたちと肩を並べるには今一つ自分の力不足が目立ってしまった…そんな結果になりました。
で、ここから先はただの自分のお気持ち表明なので適当に流していただいて結構なのですが、結果発表時、Selfはギリギリ100位以内に入れていました。ところが、インプレ精査で不正インプレが間引かれた結果、こうなりました。ただ、こうなったことについて私は運営を一切恨んでいませんし、結果に対しての不服はありません。言いたいことがあるとすれば、そんな突っぱねられるようなインプレを投下したインプレイヤーに対してです。たとえエアプで評価されたとて自分は1ミリもうれしくないです。1譜面でもいいからちゃんとプレーして、それができないならインプレをしないでください。本当に何事にも言えるのですが、イベントに参加する以上ルールは守ってください。破ったところで誰も得をしないので。マ ジ で 。
長いので一行で→インプレ時のルールは守りましょう。お兄さんとのお約束だよ。
後者としては、新たな方向に挑戦し、今までやってこなかったことをやってみたり、有識者に実際に聴いてもらってリアルタイムでアドバイスやフィードバックを貰ったことで確実に成長できたことです。実際、TaWはヴォーカルものをやらない(というか作れない)と今まで公言(して逃げて)きたため、今回の挑戦については当然突っ込みは少なからず入ったものの、やろうとしていることについては全体的に好意的に見られている印象でした。
今回ヴォーカルもの、しかもかねてからやりたかったDigital J-Popに挑戦し、ヴォーカルのミキシングやギターの打ち込み、帯域の処理方法やリバーブのかけ方等を我流ではなく改めて有識者から学べたので、このチームに参加して、この作品を出せてよかったと私は思っています。
また、作詞に関しても実際に作詞をされている方とやり取りし、その過程に携われたため、良い経験になり、次は自ら作詞も手掛けたいと思いました(この部分は後に新譜の制作で実現することになります)。
今後の課題はやはりミキシングですね。どこを聞かせたいのか、とかどの辺が耳障りなのか、といったことについても改めて分析することができたので、今後も精進していきたいと思います…と思っていたところでそういった処理を大幅に省力化できるプラグイン「Soothe2」がセールになっていたので買っちゃいました。とは言え、これも万能ではないのでPro-Q3(4は未所持です…)をさらに使いこなせるよう努力を怠らないようにします。
そのあたりを踏まえ、先日のM3で頒布した新譜『Self』に収録したlong版を制作しました。こちらも(というよりもアルバム全体が)紆余曲折あって完成したのですが…記事が長くなりすぎるしBOFの話からは脱線するので今回の記事では扱いません。
次回の更新をお待ちください…!
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
さて、おかげさまでM3も無事終了し、昨年から関わっていたBOFのチーム及びそれに関連するあれこれが全部片付いたので、3ヶ月くらい前から書く書く詐欺していたBOF:TT参加楽曲『Self』の裏話記事を今回書き連ねていこうと思います。
どんな曲だったっけ?という方はこちらをご覧いただきながらこの先を読み進めていただければ幸いです。
Ⅰ. 構想編
そもそもの発端は一昨年(2023年)の秋M3まで遡ります。「突然ですが、誕生日同じ3人でチームを組みませんか?」
秋M3前のある日、大前 司さんからDMが届きました。話を聞いてみると、誕生日が同じ(11月28日生まれ)BMS作家を集めてチームを結成することを画策しているようで、他にkooridoriさんを誘っているとのことでした。
正直驚くと同時に悩みました。大前さんといえば大作BMS・『Song』の作者でまさに波に乗っている真っ最中の超大物ルーキー(当時)作家。kooridoriさんも無名戦同期でありながら着実に実力を伸ばし、Diverse Systemの公募に受かる、スマホ音ゲーに曲が入るとこちらもまさに今一番熱い同人コンポーザーの1人。そんな2人と組める機会はそうそうないので参加したい半面、自分のようなノリと勢いとマイブームでBMS(というか作曲)やってる人間が組んでお二人の足を引っ張らないか心配になり、返事を渋っていたところ「さっさと決めろ!!!(意訳)」と秋M3でkooridoriさん介して大前さんから催促されたため「どうせやるならやって後悔したほうがいい(こういう時のテンプレ)」ということでチームへの参加を決めました。実際この後私は2人の足を盛大に引っ張ることになるのですが、それはまた置いといて。
で、いざ参加して何をやるか、という段階になったときに「誕生日」というテーマで自分が当初思い至ったのがBMS作家としてのデビュー作である『Vessel』の続編をやる、ということでした。BMS作家としてのデビュー作=BMS作家として誕生した時の作品→それのセルフオマージュをやることでどうにか誕生日にこじつけられないか、と考えて少しずつアイディアを出していく…予定でした。
しかし、このタイミングで私に3ヶ月くらいまともに曲が書けなくなる、という致命的アクシデントが発生します。というのも、前年のチーム「ATTACK MODE」及びそこで出したBMS『RiZiNG ATTACK』、もっと言えば2023年のBMSイベントで出した楽曲全般で自分のやりたかったことを完全に出し切ってしまっており(悪い意味で「満足してしまっていた」状態)、次の目標ややりたいことが完全になくなってしまっていました。
そんな中で苦し紛れにひねり出したBMS『露草の在る風景』(from BMSで花便り)は微妙な評価に終わり、イベント順位に至っては実質最下位。これで完全にメンタルをやられ、直後に控えていたM3の新譜はリミキサーと合作の相方にモチベをもらってどうにかある程度の余裕を残して間に合ったものの同時期に制作していたチーム合作『Birth』のTaW担当部分は惨憺たる有様に…。あの状態のものを編曲していただいた大前さんには感謝しかありません。
そんな中を抜け、改めて自分のやりたいことは何か?と自らに問いかけてみて、ふと「そういえば自分はDigital J-Popが好きだけど聴く専で作ったことないな、もっと言えば『聴く専』という都合のいい理由で作ることから逃げていないか?」と思いました。
しかし、本来制作に使えるはずであった期間を4か月近くも無駄にしてしまっており、すでにチームメイトのkooridoriさんは楽曲の全体が形になってきている状況。大前さんもBGA担当者と話をしているという状況で方向性を大幅に変えて全く新しいことにチャレンジするのはさすがにリスクがでかすぎないか?と心配になり、相談してみたところ、
「やるなら僕たちは全力でサポートしますよ。TaWさんはもっと人を頼ったほうがいい(要約)」
と返答があったため、じゃあやらないで後悔するよりは(ryということで方向をDigital J-Popに確定。
当初の予定よりも4ヶ月遅れで制作がスタートすることになったのでした。
Ⅱ. 制作編
そうして楽曲制作に入り、自分はまずDigital J-Popのコード進行ややりたいイメージを固めるところからスタートしました。コード進行については有難いことにnoteに解説記事があり、それを参考にしながら組みました。サビで転調するのは
曲調としては'90sのアニメソングやポップスによくある「近未来的で哀愁のあるイメージ」を投影し、ベルやパッドにそれっぽさを含ませながらBMS化したときに上位難易度も作れるようにアルペジオもたくさん入れて(具体的に人名を出すとDaisuke Asakuraさんや矢鴇つかささんの曲を参考にしました)音ゲー面と雰囲気面の両立を意識してアレンジしていきました。
そして出来上がった進行とメロディを大前さんに見てもらいながら再度編曲し、大まかな肉付けをしたところで作詞担当のお二方を呼んで歌詞の世界観や方向性を話し合いました。
急にチームテーマの話に戻ってしまいますが、「誕生日」というテーマを再度考えた時、「誕生日」というのは「自分」が生まれた日なので(当然)、今回制作にあたって自分の音楽を改めて見つめなおしたことも相まって「自分らしさとは何か」みたいなテーマで作るのはどうだろう、そして、「自分」を英訳すると"myself"→もっと攻めて"self"→「セルフ」といえば某
───そんなことを考えて、その旨を大体そっくりそのまま千代さん&Mimiさんにお伝えし、作詞をお願いしました。
ちなみに完全な余談ですが、BOF:TTのイベントサイトの導入をよく見ると件のRPGが元ネタになっている部分があります。
つるぎを装備しようとつかう>セルフしたら普通に自分に刺して死のうがタイミング的においしいのでニヤリとしました。
歌詞をよく見てみるとそれっぽいモチーフが所々に入っています。
その後、歌詞が上がってきてヴォーカル収録を行い、ヴォーカルを入れた状態で再度編曲、ミックス…というタイミングで大前さん&kooridoriさんにアドバイスを頂き、本戦開幕までそう遠くないタイミングまで微調整を続けました。結果譜面作家さんの負担が増えたわけですが…この度は本当にご協力ありがとうございました&お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
ドラムのミキシングやギターの左右バランス、サビの時の音の密度はかなり指摘が入ったため大幅に手直ししています。具体的に言うと本来一番盛り上がるべき部分であるサビの音がいくら音を抜き差ししても良い感じに大きくならず、そこの調整だけでもかなりの数のやり取りをチームメイトと行いました。結果、トラック数を可能な限り…というよりもプロジェクトが当時使ってた低スペックPC(CPUがintel COREi3とかいうシロモノ)でまともに再生できるか怪しくなるレベルまで増やしたため、最後のほうは毎回2mix音源を書き出してミックスバランスを確認していました。
ヴォーカルの処理については言わずもがな。こちらも細かい音量調整が2週間くらいかかりました。
あと「ミキシングするうえで流石にオーディオインターフェースないのはまずいので買いましょう」と割と強めに言われたのでこのタイミングでVolt1を導入しました。以降DTMではVolt1を使っていますが…やっぱり違いますね。もうオンボード音源には戻れません。
イベント開催目前で私がコロナにかかるというデカめのアクシデントがあったものの、どうにか全譜面・映像ともに開幕前に出そろい(譜面作家のお三方&映像担当のテキスト見木さんに圧倒的感謝…!!)、開幕当日に初手登録を狙える…筈だったのですが、イベントページでの項目入力に失敗し結局スタートダッシュには出遅れてしまいました。前年はNo.05とか取れてたのにね。現実は非情。
Ⅲ. 反省編
こうしてイベントにどうにか間に合い、インプレ期間を駆け抜けて、結果は皆さんの知るところになったわけですが…。個人的には悔しさと達成感の両方があります。
前者としては個人順位がギリギリ100位以内に届かなかったことです。前年のRiZiNG ATTACKは運にも味方されたし方向性としても得意寄りだったためかなりの高順位を取れましたが(それでもTECHNO-LOGICで出した自己記録は抜けていない)、今回は何せ相手が相手なので流石に上位10%入りは厳しそう、せめて最悪でも100位以内は…と考えていたところでこうなったのでだいぶ悔しいです。
ただ、彼らがいなかったとしても順位が2~4個上がるだけなので、どちらにせよ日進月歩を続けるライバルたちと肩を並べるには今一つ自分の力不足が目立ってしまった…そんな結果になりました。
で、ここから先はただの自分のお気持ち表明なので適当に流していただいて結構なのですが、結果発表時、Selfはギリギリ100位以内に入れていました。ところが、インプレ精査で不正インプレが間引かれた結果、こうなりました。ただ、こうなったことについて私は運営を一切恨んでいませんし、結果に対しての不服はありません。言いたいことがあるとすれば、そんな突っぱねられるようなインプレを投下したインプレイヤーに対してです。たとえエアプで評価されたとて自分は1ミリもうれしくないです。1譜面でもいいからちゃんとプレーして、それができないならインプレをしないでください。本当に何事にも言えるのですが、イベントに参加する以上ルールは守ってください。破ったところで誰も得をしないので。マ ジ で 。
長いので一行で→インプレ時のルールは守りましょう。お兄さんとのお約束だよ。
後者としては、新たな方向に挑戦し、今までやってこなかったことをやってみたり、有識者に実際に聴いてもらってリアルタイムでアドバイスやフィードバックを貰ったことで確実に成長できたことです。実際、TaWはヴォーカルものをやらない(というか作れない)と今まで公言(して逃げて)きたため、今回の挑戦については当然突っ込みは少なからず入ったものの、やろうとしていることについては全体的に好意的に見られている印象でした。
今回ヴォーカルもの、しかもかねてからやりたかったDigital J-Popに挑戦し、ヴォーカルのミキシングやギターの打ち込み、帯域の処理方法やリバーブのかけ方等を我流ではなく改めて有識者から学べたので、このチームに参加して、この作品を出せてよかったと私は思っています。
また、作詞に関しても実際に作詞をされている方とやり取りし、その過程に携われたため、良い経験になり、次は自ら作詞も手掛けたいと思いました(この部分は後に新譜の制作で実現することになります)。
今後の課題はやはりミキシングですね。どこを聞かせたいのか、とかどの辺が耳障りなのか、といったことについても改めて分析することができたので、今後も精進していきたいと思います…と思っていたところでそういった処理を大幅に省力化できるプラグイン「Soothe2」がセールになっていたので買っちゃいました。とは言え、これも万能ではないのでPro-Q3(4は未所持です…)をさらに使いこなせるよう努力を怠らないようにします。
そのあたりを踏まえ、先日のM3で頒布した新譜『Self』に収録したlong版を制作しました。こちらも(というよりもアルバム全体が)紆余曲折あって完成したのですが…記事が長くなりすぎるしBOFの話からは脱線するので今回の記事では扱いません。
次回の更新をお待ちください…!
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
