皆様いかがお過ごしでしょうか。TaWでございます。世間はシルバーウィークだというのに、私は仕事を入れられたため会社に対し強烈な憤りを覚えております。在宅ワークできるからまあ多少はマシだけどさぁ…。
 さて、昨日(2022/09/18)まで、q/stolさん主催のBMSイベント「BMSかん字ドリル 2年生」が開催されました。小学校の特定の学年で習う漢字のみ使用したタイトルのBMSを作る、という主旨のこのイベント、実に6年ぶりの開催なのですが(小学校1年生が卒業するくらいの時間が経っていたらしい)、今回はタイトルの文字数制限が撤廃されたこと、使える漢字が大幅に増えたことによる影響か、タイトルかぶりも起きず、BOF直前にもかかわらずバラエティ豊かな作品が多数登録され、大いに盛り上がった印象です。
 そして例によって私も本イベントに参加していたため、いつもならイベント作品の裏話(という名の言い訳)記事を執筆するところなのですが、本記事の主題はそれではありません。諸事情で裏話記事の公開はBOF閉幕後辺りになります。もうちょっと待ってててね かん字ドリル閉幕前の4日間、私は別の企画を動かしていました。
 それがこちらです。

偽名ダービー
フォーム跡地

 そう、BMS界隈では不定期開催されることでお馴染み偽名作家の正体を当てよう!というやつです。
 毎度毎度BMSイベントではサプライズ目的や新たな作風に挑戦する目的などで変則的な名義で参戦する人、所謂偽名作家が現れますが、その正体を予想するのもまたBMSイベントの醍醐味だと私は思います。バレバレな人からぱっと見分からない人まで色々いますからね。
 ということで非公式ながら勝手に開催させていただいた本企画ですが、最終的に私含め5名の参加者が名乗りを上げ、偽名作家3人(厳密には4人いましたが、諸事情で1人はオミット)に挑みました。


☆参戦者紹介(敬称略)☆
①TaW
 言うまでもない、本ブログ管理人及び本記事執筆者。すべての元凶。
当たってるといいな

②Grimfearia
 BMSプレイヤーサイドから参戦。近年のイベントでは積極的にインプレッション執筆を行っており、BOFシリーズでは全インプレを成し遂げたこともある凄い人。
初参戦です、頑張ります!

③りょくちゃくん
 かん字ドリル参戦者の1人。直近に行われたBMSイベント「Blessed Magic Story」で見事優勝を達成した近年力を着実に伸ばしているBMS作家。
すみません。自信はないのですが参加者わずかと聞き、偽名ダービー好きな私としては少しでも応援したく参加させていただきたかった。よろしくお願いします

④かなたす
 BMS作家としてのメイン名義はKanata.S。かなりのベテラン作家のため、カバー範囲の広さは参加者中最大の可能性あり。
ヶッ

⑤Mowl
 今年から本格的に活動を開始したBMS作家。彼もまたイベントでのインプレ執筆を精力的に行っている。
誰だよ(ピネガキ)


 そうしてインプレ期間が終了し、偽名作家の正体が公開されたわけですが、果たして的中率トップは誰の手に…?
 気になる結果はこれだ!!!

偽名ダービー2




…オイどうすんだよこの空気。


 ということで、最終結果は参加者全員の(暫定)的中率が一致するというネタとしてもガチバトルとしても反応に困る結果に終わりました。
 参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。まずはこの場を借りてお礼申し上げます。


 ここからは偽名を考察した根拠、及び偽名ダービーそのものへの反省点について書き連ねていきます。
結果だけ見たかった方はここでブラウザバック推奨です。


    1. 偽名予想の解説
     私が各偽名作家を予想した経緯はこんな感じです。

    ・ もときの (No.06)
     (予想)メスガキに分からせられたい
     (正体)メスガキに分からせられたい 的中!
     全体的に所謂「萌え系」の声ネタが多用されており、電波ソングやナードコア的テイストが多かったことからその方面に強いこだわりを持っている(オブラートに包んだ表現)人と考え、またインプレ期間前に猫缶サーバー氏がファイルの命名則等について細かな指摘を行っていたこと、シーケンスが3連符基準(音ゲー用語でいう「12分・24分」)ではなく付点32分で疑似的に3連符を表現しようとしていたことから比較的新しめの人と予想、以上の二点を併せ持つ作家さんとして先日のMUMEI Academy 2022 CLASS Aにてデビューしたメスガキに分からせられたいさんを予想しました。同時に、今回は偽名リストでは扱いませんでしたがBGI担当者もメスガキに分からせられたいさん本人だと予想していました。
     私は作品の特徴から推測を行ったのですが、実はこの作品、Google Driveの詳細を開くことで簡単に正体にたどり着くことができたそうです。第三回衆院選のtc-takaさんパターンですね。これを読んでいる方で今後偽名に挑戦される方、いらっしゃったらここは要注意ポイントかも…?

    ・ 芳乃さくら (No.17)
     (予想)YAN*TS
     (正体)うまるつふり
     ゲーム『D.C.』のヒロインを名乗る偽名作家。この手の偽名(ゲームやアニメをコンセプトとしたBMSを作り、それのキャラクター(高確率でヒロイン)名義で作品を発表する)は長らくBMS界隈に存在する文化であるため、割とそういった部分(BMSのアングラ的側面)を知っている人、そして元ネタのゲームのBGMのアレンジっぽかった(生憎筆者は初代D.C.については登場人物名をいくらか知ってる程度で本編については未履修でございます…)ということでコピーBMS方面中心の人、作品のアップローダーで安全性に難のある印象のAxfcを使っているためその点でもアングラ寄りの人、以上の三点で(割と悩んだ末に)YAN*TSさんという結論を出しました。氏はかつて某ノベルゲームの主題歌とデス地獄をマッシュアップするという怪作を作っており、それのイメージに引っ張られたのは少々あるかもです…。
     因みに上記のとおりダービー参加者の中では正体的中率が0%だったのですが、本ダービーに参加しなかった人で正体に迫れていた人が1人確認できているため、観察眼が鋭い人は分かったのかもしれません。知らんけど。

    ・道済儚 (No.32)
     (予想)AYhaz
     (正体)マジか
     いやマジで誰やねん。
     本ダービー最大の問題児。正体が公開されても本名義が公開されないという偽名当て泣かせパターンでした…。
     因みに正体の候補はいくつかあったのですが、そのうちKeiuOさん(ヴォーカルの方とTwitterでつながりがあった)とMowlさん(作風に似たところあり)はインプレをしているため除外、ヴォーカルの方のTwitterから正体の手掛かりを探るも特段大きなヒントは得られず…ということで絞り込みがかなり難航しました。ヴォーカルの方の自演名義も考えましたがBMS制作がこれが初めてだとするにしてはミックスや(配置に難はあれども意図的に妙な配置にしているような印象を受けた)譜面の作りが明らかに素人のそれではなかったためやはり経験者と予想、A-1 10thに登場した『不安神経症』という作品と作風やどこかひねくれた感じの譜面の作りが似ており、ヴォーカルの方が海外の方のため海外勢でコネが広く、日本語を解しておりそれでいて独特なセンスを持つ人、ということでAYhazさんを予想しました。
     ※ここから先は未確定情報を含むため反転→結果的に正体に迫ることはできませんでしたが、最終日夜に第三回衆院選の偽名ダービー主催を務めた空読無 白眼さんと話をする機会があり、明確にではないですが遠回しに「それ」っぽい話が出たため正体がAYhazさんである可能性はかなり高いのではないかと睨んでいたりします。真相は如何に…。


    2. ダービーの反省点
     というわけで自分の予想の振り返りを書いてきましたが、ここからはダービーそのものについて書いていきます。
     当初、私は偽名ダービーはあくまで個人的に行い、イベントという形では実施しないつもりでした(またそのパターンか)。ただ、何となく興味本位で「偽名ダービーやったら人くるのかな?」と思ったためTwitterのアンケート機能を使用し、ちょっと反応を見てみることにしました。アンケートを打った直後ではやる派とやらない派が拮抗しており、反応も薄かったため「あーこれはお流れになるな まあ1人で勝手に予想一覧でも書いて悦に浸るか…」とか思いながら仕事帰りにTwitterを見たらこうなっていました。

    偽名ダービー3
    ???
     まあ最大7人、あと様子見で飛び入り参加が1~2人いると考えて大体6人くらい来ると考えればそれなりに盛り上がるし需要もあるのだろうと踏み、急遽Googleフォームを用意し告知を行い、ダービー開催を決定しました。
     しかし、実際のところ最終日夜になるまで回答者が殆ど現れず、参加者コメントを見てわかるように一部は同情票での参加をしていただいた(本当に頭が下がります…)という状態だったため、アンケート結果と現実はやっぱり乖離があるなあ…というのが実際にやってみての第一印象となります。あと、やはり偽名の枠が少ないと的中率の差が生じにくく、その面でもイベントとして盛り上げる難易度は高かったなと思います。もっと言えば偽名の中身を公開しないスタンスの人がいる可能性も視野に入れるべきでしたね。実際最終日に某氏にそのことを指摘されましたし。
     取り敢えずこちら側の落ち度については、
    ①そもそもイベント化するだけの数字がそろっていないことに気づくべきだった
    ②Twitterのアンケートは信頼性がないものと思った方がいい

    この2つが大きいです。
     ただ、これだけは言わせてください。
    投票したんなら参加しろとまでは言わんからせめてRT拡散するくらいの協力はして!!!
    あとイベントとして需要無いんならはっきりそっちに入れて!!!



     最後が締まらない感じになってしまいましたが、改めてかん字ドリル参加者の皆様お疲れさまでした。そしてダービー参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。少しでも楽しんでいただけていたら主催者冥利に尽きます。

     さて、次に控えるイベントはBOF:ETですね。なんでも過去最大規模の参加者数だとか…。また、大物古参作家が久しぶりの参戦表明をしていたり、例年お馴染みのメンツが例にもれず高クオリティなプレビュー動画を上げていたり、商業方面から意外な人物が参戦予定だったりと今回も大激戦が予想されます。また、今回から導入された新ルール「FINAL STRIKER」で開幕時点ではどのチームも全貌が分からない、という点でも最後までわからない戦いになりそうです。
     果たして優勝は誰の手に…?