Technological audio Works. 情報局

BMS制作時の裏話とか載せるブログ。

2019年07月

こんばんは、TaWです。
就活がひと段落し、今話題の例の映画を見に行ってテンション上がるもつかの間、暑くて見事にへたばっております。
それはさておき…

先日(2019.06.20 - 2019.07.21)、BMSイベント「第二回BMS衆議院選」が行われました。
数々の政党が名乗りを上げ、熱い闘いが繰り広げられました。
同時に現実では偶然にも参議院選が行われており、現実の選挙もこう楽しくできたらいいなと思ったりもしたり
そしてインプレ期間終了から1週間後に結果が公表され、党員が軒並み上位入りし、比例代表でも獲得票数が最も多かった夏党が政権を手にし、2代目BMS内閣総理大臣にはKankitsuさんが就任しました。
おめでとうございます!!そしてお疲れ様でした。なおその後過去の不祥事(?)をTwitterで暴露されたとか何とか
一説によるとこのところ急に暑くなったのは夏党が政権を取ったことが原因だとか…。
因みに拙作「t-quark」は63位、落選という結果に終わりました。
ただ、今回は前回のような悲痛な感じの悔しさはなく、悔しさだけでなく程よい達成感も残りました。
正直主張したいことは前回書ききってしまったため、今回は制作の裏話や苦労話をいつも通り書き連ねていきたいと思います。
暇な方は少々お付き合いくださいませ。

・作曲編
…上のように書いたものの、正直今回の裏話の大半はBMS本体のreadmeに書いてしまったため、はっきり言ってほぼその内容の移植+その補足になりますw

私は当初の時点ではBMS衆議院選に参戦するつもりはありませんでした。
正直A-1の準備だけでかなり時間と手間を使っており、同時に現実でも就活や論文作成が忙しく、そこまで手が回らないだろうと思ったからです。
しかし、周囲のBMS作家の皆さんが(特に今回は無13~15勢の参加がかなり多かった印象があります)次々に参戦を表明、決心が揺らぎ始めました(単純)。しかし、いざ出馬するにしても個人的に出たいと思うような党がなく、「出るにしても縦連打党(割と縦連譜面が多くなりやすい曲を多く作る傾向にあるため)か自分でそれっぽい党を立てるかだけど、どっちもなんかしっくりこないな」と思ってなかなか重い腰を上げられずにいました(ルゼさんすみません)。そんな中、Sound piercerさんがテクノ党という個人的にかなり魅かれる名前の党を設立したため、「これだ!」と思った私は参戦を決意、A-1の準備で忙しかったにもかかわらず自分で自分の首を絞めに行くこちらの制作も行うことにしました。
そしてA-1の曲の提出を終え、追加譜面の作成を行い、いざ本腰を入れて制作開始…と思った時にはすでに締め切りの1週間前になっていました。さらに現実ではゼミ論文のリジェクトを食らい、残り日数を見たとき一瞬「これマジでヤバいんじゃね?」と絶望しかけました。
しかし、「イベントに出ると決めた以上は絶対に出る」をポリシーとしている私は意地でも間に合わせるべく睡眠時間を切り詰めに切り詰め、1日で曲の基本的な構成を確定させ、その日のうちにスケッチを作り、翌日に大まかな形を完成させ、そのさらに翌日、半日でミックス&マスタリングを行う、というかなりの突貫工事で曲を作り上げました。
所々粗が出たり妥協して攻めきれなかった点は出たものの、当初のコンセプト通りのシンプルながら鋭く、力強い曲になったと思います。
因みに、制作において最も力を入れた部分がキックでした。今までの私の曲はキックの弱さがかなり課題になっていたため、テクノというリズムパート重視のジャンルの曲を作るに当たってここは妥協してはいけない、と自ら最低ラインを決めたうえで制作に臨みました。事実、楽曲の制作時間の4分の1はキック作りに割いていたと思います。
そして音切りが終わり、再配置が終わり、あとは正常な曲が再生されるかどうか…というところで最大の問題が。サビのフランジャーをかけたシンセパートが元音源から何1つパラメーターをいじっていないにもかかわらずつぶれ、曇った感じの音になってしまっていることが発覚しました。この時点で締め切りまで残り3日、譜面作りや同時に行っていた論文作成の件もあり1から作り直すことはもはや不可能に近く、結局音量調整のみで妥協し、譜面作りに移ることにしました。結局この部分が大きな減点ポイントになってしまったわけですが…。
※その後音量やエフェクトを確認しましたが、2mixの時点では音が曇ったりすることはなかったのにも関わらずBMS化した際に音が曇ってしまう原因は全く特定できず、現在(2019年7月29日)になってもわかっていません。
楽曲の印象については様々なインプレを頂きましたが、おおむねこちらのコンセプトや出したかった雰囲気等を受け取って頂けたようで、個人的には満足のいく結果となりました。やっぱり伝わってほしい層に伝わったのが大きいと思います。その点、前回の経験が反面教師として生きたのだと思います。

・譜面編
曲の方の制作期間がこの有様だったため、譜面の制作期間は実質ほぼ2日しかありませんでした。
正直、適当にフィーリングで作った譜面3つを実装してなんとかその場をしのぐという手もありましたが、個人的にその方法は邪道だと思います。
やはりBMSという「音楽ゲーム」のイベントにおいて、「プレーした上での楽しさ(≒譜面のクオリティ)」は重要な評価点になるため、その点はBMS作家として妥協したくないと思いました。
結果、難易度よりもクオリティ重視で譜面を作ることに決め、その中でも最も適正者が多い難易度帯であろう☆9-10クラスのH譜面をまずは優先して実装することにしました。
繰り返しパターンが多めの曲調だったため、そこでいかに飽きられず楽しめるような譜面にするか、という点が最大の課題でした。
色々試行錯誤し、同ジャンル・同難易度帯の譜面を参考にしながら作り上げ、完成したのは締め切り6時間前。「さすがにこれは残り2つが間に合うことはないだろう…」と思い、H譜面のみを実装し、公開に至りました。
譜面の方は評価が分かれたようで、「癖配置が楽しい」という意見があった一方で「繰り返しが多すぎて飽きる」という意見もありました。これはテクノというジャンルの関係上仕方のない部分もあるため一概に言い切れませんが、このジャンルを手掛ける以上避けて通れないため、ある程度は好みの問題として受け止めようと思います。ただ、そこで思考停止しては改善も何もないため、より楽しい配置の探求は続けていこうと思います。

なんか短くまとめるはずだったのに思った以上に長くなってしまいました…。
改めて思い返してみると、様々なジャンルに触れることができ、尚且つ各政党らしさが詰まった本気な楽曲の数々に触れることができたため、非常に楽しいイベントだったと思います。
主催のq/stolさん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
そして本記事はこの言葉をもって締めくくらせていただきたいと思います。
デスマは、やめようね!!

※注意事項※
本記事は取り扱う話題の関係で、若干センシティブな内容を含みます。
また、できる限り冷静に書くことを努力いたしますが、筆者の私怨が一部に含まれている可能性がございます。
また、言うまでもありませんが、筆者がここで書く意見が絶対に正しいというわけでもありません。
上記のことを念頭に置いたうえで、あくまで「一BMS作家の心の叫び」程度の認識で、軽ーい気持ちで読んでいただければ幸いです。
↓↓以下本文↓↓



先日(2019.06.01 - 2019.06.30)、BMSイベント「第16回自称無名BMS作家が物申す!(以下『無16』)」及び「A-1 ClimaX -Be A Spring Star!-(以下『A-1』)」が行われました。
終了翌日未明に結果が発表され、無16はtolzさんの「Telescope」、A-1はSOMONさんの「-零-」が優勝という結果で幕を閉じました。
お二方とも本当におめでとうございます!!

そして拙作「Episode Zer0」は…
A-1参戦13曲中10位でした。
因みにA-1の肝の1つである「Not Air」率は断トツで最下位でした。
参戦表明1番、登録番号1番、順位はある意味下から1番!笑えない!

正直かなりしょっぱい結果になってしまいましたが、この結果を真摯に受け止め、次に生かすのがBMS作家としての自分の使命だと思うので、確と受け止めようと思う所存です。

さて、本記事では私の作品の裏話、今回のA-1で得た教訓、個人的にお勧めしたい無16及びA-1のBMSの紹介、そして裏で色々話題になってたらしいインプレについて書いていきたいと思います。
たぶん私の各記事で過去最長になるかもしれませんが、暇な方は読んでいただけると幸いです。



曲について(作曲編)
曲の構想自体は昨年末から始めており(実は無名戦対抗戦よりも動き出すのが早かった)、当初、ジャンルは自身の得意とするテクノ、もしくは最近流行っている(筆者の偏見ですが)ジャンルであるHi-Techを予定していました。
そして曲のスケッチが完成し、いざ書き出す…という段階になってふと我に返ってみると曲の尺が5分を超えており、ショート版を作ろうにも自分が叩かせたい部分が全体に散りばめられておりうまくまとめられず、また音の強さ的にも満足のいく仕上がりになっていなかったため、泣く泣く没にしました。
そうしているうちに3月になり、無名戦対抗戦の準備が本格化し、気づけば4月1日になり、日付変更とともにA-1のツイッターアカウントが参戦表明についての告知をしました。
気持ちが昂っていた自分は内容をよく読まず、脊髄反射でアレな宣伝文句とともに参戦表明をしてしまいました(これで図らずして参戦表明1番乗りを果たすことになりました)。
そしてふと我に返ってA-1の方向性、そして自分の宣伝文句を見て私はこう思いました。
「空気作家にならず、刺さるような曲を求められているときに、果たして自分の『いつもの』サウンドで曲を作って良いのだろうか?」
ちょうどその頃無名戦対抗戦が大詰めを迎えており、そこに寄せられたインプレの中に「トランス系にすべきだったかもしれない」、「もっといろいろなジャンルに挑戦してみては?」というものがありました。
それらが自分の中で結びつき、「敢えて王道の音ゲートランスでド直球なものを作り、空気作家の名からおさらばしよう!」という発想に至り、作曲を開始しました。
自分はBMS作家になる前も何度かトランスは作ったことがあるのですが、いわゆる「音ゲートランス(某本家の某コンポーザーの曲に代表される、所謂『エモい』進行と多めの展開、そして部分部分にアルペジオが入ってくるような曲調のトランスのこと)」は初挑戦だったため色々と苦戦しました。
少なくともサビはここぞと来る感じのものを入れたいと思って最初に作り、それからブレイク→ビルド→アウトロ→イントロの順で作曲を進めました。
色々言われているサビのメロディーですが、自分の中ではっきり「お!展開変わったな!」と思うようなメロディーを思い浮かべていた時、自然と降ってきたメロディーを耳コピし、落とし込んだものだったりします(明らかに叩かれた一番の原因はそれだよ!)。
個人的には特にブレイクとサビのつなぎ目がなかなか自然にいかず苦労しました。コード進行が一部不自然になってしまったのはそこを無理やりつなげたからかもしれません。
他にもメインリードの音がなかなか厚くならなかったり、一部の音(特にベース)が埋もれてしまい、かといって単純に音量バランスを変えただけではかえって耳障りに聞こえてしまったりと色々思い通りにいかず大変でしたが、同時に新しい試みを行っているワクワク感、そして「これだけ必死で作っている曲なのだから高順位を取れるのは間違いない!」という謎の自信(実際はただの傲慢)でかなり楽しくできたと思います。
また、曲のタイトルですが、これは「令和一発目の曲のタイトルはこれにしよう!」と自分の中で予め決めていたものを採用しました。BMSのreadmeにも書きましたが、「令和」と「零話」をかけたダジャレみたいなものです。

曲について(譜面編)
様々な腕前のプレイヤーに対応すること、そして自分が叩いていて楽しいだろうなーと思うような譜面にすることを念頭に置き、こちらも今までで一番力を入れました。
以前言われていた「高難易度がいささか極端すぎる」という点を改善すべく、譜面難易度はほぼ等間隔になるようにし、某本家の同ジャンルの曲を何曲もプレーしたりプレー動画を見たりして譜面傾向を掴みつつ自分の叩いていて楽しい配置を探し、自分なりの「楽しい譜面」の答えを探しました。
高難易度については、今回はいつも譜面作成の依頼をしている方々が軒並み無16に出てしまっていたためそれと出遅れて依頼するタイミングを完全に見失ってしまったため完全に自力で作る必要が生じ、できない難易度でもどうにかして…と必死で作りました。
今思うと前半のベルやエレピに合わせた配置が割と音階通りに置きやすく、リズム隊と合わせても不自然になりにくかったのが幸運だったと思います。
こちらはどうやら自分の気持ちがそのまま実ってくれたらしく(?)、かなり多くの方から高評価を頂きました。恐縮です。
個人的には終盤のハンクラ皿配置が気に入っていたりします。

曲について(反省点編)
さて、こうして色々と直前まで詰め、ついでに登録番号1番を取るという実績(?)も開放して臨んだわけですが、結果は皆様の知るとおりになりました。
自分もこれで色々と自分の「今」の姿を思い知らされたわけですが、今回特に痛感した課題や教訓をここからは書いていきます。
要するに1人反省会なので裏話的な要素はほぼありません。興味のない方は読み飛ばしましょう。
リズム隊が弱い
正直、キックはデフォルトの音を若干いじった程度のものをそのまま使っていたため、改めて聞いてみると自分でも「ああ軽いなあ…」と思いました。
EQ、及びコンプがカギになると思うので、ちょうどいいグルーヴ感を得られるような音を狙ってみようと思います。
メロディーラインが不安定
一番言われたこと、そして同時に自分が最もダメージを受けたインプレ。正直自分が「絶対にうけるはず!」と特に力を入れた部分だったために落胆が大きかったです(後述の問題と絡めて尚更)。
ただし、逆に言ってしまえば「王道展開が来る、と思ってたのに来たのが全然違う方向で肩透かしを食ってしまった」ということでもあるため、もとはと言えばこちらの研究不足が原因だと思います。
やると決めたからには最後までその方針でやり通すことは大事だと改めて思いました。
王道ジャンルは逆に言えば厳しく評価されやすい
これは別に悪いことではありませんが、本番を迎える前に自分が「王道なら高評価されるはず」という謎の自信(無知ともいう)を持っていたため、尚更痛感することになりました。
「万人受け」は意図的に作れない
以前聞いたとある方の話でこんな話がありました。
「ある父親が息子に『ロボットが欲しい』、娘に『かわいらしい人形が欲しい』と同時にせがまれた。困った父親はロボットにかわいらしい塗装を施し、2人に与えた。
当然2人は怒った。」
正直ぶっ飛んだ話だと思いますが(さすがに実話ではないと思います)、今回の件もこれに近い部分があるかもしれません。
自分は「できるだけ多くのBMSプレイヤーにうけそうなもの」という漠然とした狙いで曲を作った。
結果、中途半端なものが出来上がり、空気作家の烙印を押されることになってしまった。
現に、そういったジャンルを好む人に届けるつもりで作った曲や、自分のやりたいことをできるだけ詰め込んで文字通り「自分の趣味」で作った曲は、評価こそ割れたものの、確かにその手の曲を好きだと思う方に届き(そう信じたい)、建設的なインプレも頂けた。
恐らくそういうことだと思います。
確かに世間一般で受けている曲はありますが、そういった曲は熟練の作曲家がトレンドを掴んだうえで作った曲だったり、シンガーソングライターがある特定の人のために作った曲だったりとやはり漠然とした集団をぼんやりと思い浮かべて作ったわけではないので、「万人受け」狙いで曲を作ることは非常に難しく、少なくとも今の自分が意図的に作れるものではないと感じました。

結論としては、「貴方のストライク」を狙いきれなかった。

なんか途中から話が脱線しまくった気がしますが、こんなところです。
プレーしてくださった皆様、インプレをくださった皆様、改めてありがとうございました。
次の作品で成長した姿を見せられるよう努力します。


個人的にオススメな無16&A-1 9thの作品
色々プレーしましたが、個人的に特に印象に残ったものをここで簡単に紹介しておきます。
作者名については敬称を省略させていただきます。ご了承ください。
何曲かインプレ間に合ってない気がするけど気にしない。

(無16編)
Happy New Sky / Qayo
全体的にどこか懐かしい音づかいと初期のBMSを彷彿させるBGAが印象的な、何かの始まりを予感させるような曲調のトランス。意図したのかどうかはわかりませんが、この曲が無16において最初に登録されたことに何かしら運命的なものを感じました。
OveRLoaD / NGTMT
90年代を彷彿させる、ネオンで照らされた夜の街を駆けるかのような雰囲気のアッパーなユーロレイヴ。曲、譜面ともに疾走感抜群です。ユーロビート好きの方はぜひやってみましょう!
My Most Medding Maker / 暮狛
発表と同時に様々な話題を呼んだ作品。詳しく言うとネタバレになるため敢えてこの表現を使いますが、「BMSでしかできない」タイプの曲です。初見プレー推奨。できれば「☆10」以上をプレーしましょう。因みに筆者は腕前がゴミなのでビギナー譜面を泣く泣くやりました…。
THE RED STRING / Xiba
その世代の人には間違いなく刺さるストーリー性のあるBGAが印象的な作品(BGAは自作で、しかも全部手描き、作画枚数は1800枚だとか。本気度が凄まじい…)。曲もどこか当時を感じさせる曲調になっています。
Telescope / tolz feat. 音街ウナ
今回の無名戦の優勝曲。クリアな感じに調声されたボーカルとフューチャーベースサウンドがマッチした、まさに「納得のクオリティ」の作品です。個人的にはボーカルにグリッチ系のエフェクトがかかる部分が気に入っていたり。こちらもBGAは自作だとか。ヤバい…。
The Viking / BBBB
BMSでは(というか音ゲー全体でも)珍しいオーケストラ系の楽曲。まさかガチなオーケストラで参戦してくる人がいるとは思わなかったため、プレー時はひたすら圧倒されていました。譜面は三連符縦連が叩いていて気持ちいいです。
今回の無名戦、半分BOFと化してません?

(A-1編)
Re; Chaos / U.N.E.
音ゲー全体でも割と珍しい(最近は少しずつ耳にするようになってきていますが)ジャンルであるTrap。低音が命であるこのジャンルの魅力をしっかり味わえる曲と譜面になっています。空読無 白眼氏によるBGAも必見。
-零- / SOMON
今回のA-1の優勝曲。何処か哀愁を帯びた透き通ったメロディ、混フレが楽しい譜面、青を基調とした曲の雰囲気をさらに盛り上げるBGAと揃うべきものが揃った作品。こちらもBGAは自作とのこと。凄い…。
Ostinato Quartet for Pizzicato Strings / Lollipop
アイディアの勝利。この一言に尽きる作品。BGAをonにした状態での初見プレーを推奨します。

ここに紹介したもの以外にも凄い作品ばかりなので、未プレーの方はイベントページを訪れて気になったものからプレーしてみてはいかがでしょうか。
そして私のBMSもついでにやって頂けたら嬉しいです。


インプレで気になったこと
※ここに書くのはあくまで筆者の個人としての意見です。意見には個人差があります。
今回のA-1では様々な方にインプレを頂き、改めて自分のBMSに向き合う姿勢について考えるいい機会になりました。
ただ、正直「これはあまりにも…」と思った点があったため、ここに私の意見を書かせていただきます。読みたくない人はとばして結構です。

BMSのイベントにおいて、「インプレ」というのは重要な二本の柱の一本だと自分は思います(もう一本は言うまでもなく「作品」)。作者とプレイヤー間の交流があってこの界隈は成り立っている面が少なからずあり、その部分においてインプレは非常に重要な役割を果たしていると思っています。
そしてインプレは本来は「何を書いてもいい」はずです(語弊が生まれる可能性がありますが、後述の話を分かりやすくするためにあえてこの書き方をしています)。「厳しい意見を書いてはいけない」とか「全譜面をクリアできるようになるまで書いてはいけない」とか「音楽理論に詳しくなければ書けない」とかそんな規定は一切ありません。仮に初心者で☆1譜面しかプレーできないような腕であったとしても、プレーして曲が良くて楽しいと思ったならばそう書けばいいし、逆もまたしかりと思うわけです(まあ言うまでもなくより高い腕前があった方が譜面難易度の適・不適を見分けられますし、音楽理論やジャンルに詳しい方がそれに沿ったアドバイスや評価ができるので、あるに越したことはないのは事実ですが)。
以前Twitterで「厳しい意見を書いたら叩かれないか」と気にしていた方がいましたが、別に自分は問題ないと思います。甘い意見だけしか書かれなければ自分みたいな怠惰な人間はおそらく成長できないと思っています。
ただ、「厳しい意見を書く」ことと「誹謗中傷する、もしくは煽る」は全然違います。
↓以下かなりきつい表現や場合によっては発言者を特定できる情報を含むため反転↓
「音の迫力不足」と書けばいいところを「間抜けな音」、「とある作品を参考にされるといい」とだけ書けばいいところに「その方の方があなたよりあらゆる点で優っているので」と書くのはさすがにどうかと思いました。自分としても余計な敵を作りたくはないし、せっかく同じ界隈で活動できているのでできるならば多くの方と仲良くしたいと思っているのですが、さすがに今回の件はカチンときました。
サビのフレーズは俺がイケてると思ったから採用したんだよバッキャロー!
↑反転ここまで↑
取り乱しました。すみません。
また、これはあくまで自分の主観でしかないのですが、人は同じように批判された場合、批判単体で言われるよりも評価点を言った上で批判した方がやる気を出すのではないか、と思います。
この点がインプレが難しいと一部で言われてる理由なのかもしれませんが…。
まあ、何が言いたいかというとインプレで批判意見を言うことは悪いことではありませんが、その場合は少し文体を考えて書くと結果的にお互いにとって尚更良いのではないか?ということです。
別にここに書いてあることがすべてじゃありませんし、「なんだこいつキメェw」と思うならそれはそれで立派な意見だと思います。


長くなってしまいましたが、今回の内容としてはこんなところです。
改めて、A-1 9th、及び無名戦16参加者の皆様、お疲れさまでした。
私の作品にインプレをくださった皆様、心よりお礼申し上げます。
主催・運営をしてくださったqfeileadhさん、corok-Bbさん、ありがとうございました。
そして優勝者のお二方とも本当におめでとうございます。

さて、来年はどんな戦いが繰り広げられるのか───。

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